吉備文化の基礎をつくり、鬼退治をしたと言われる「大吉備津彦大神」様を主祭神としてお祀りしている岡山県最古の神社です。

 

281歳まで生きていたとの言い伝えによって、長寿、厄除けをはじめご利益いっぱいです。

 

境内だけではなく、近くにも桃太郎伝説になぞられた吉備津彦命と温羅(うら)にまつわる場所などを訪ねてみてはいかがでしょうか。

 

 

また違った桃太郎が見つかるかもしれません。

桃太郎伝説のモチーフにもなった!?温羅(うら)は鬼だった?

 

温羅は「異国から空を飛んで吉備にやってきた」と言われていて、一説には百済の皇子だと言われています。

 

 

目は狼のようで、髪は燃えるように赤く、身の丈一丈四尺、人並み外れた腕力で荒々しく凶悪で婦女子を襲ったりしていたので人々は恐れおののいていました。

 

朝廷は武勇の誉れ高い五十狭芹彦命を派遣されました。矢を射りますが、当たりません。そこで一度に二本の矢を射ることにしました。

 

そうすると一本が左目に命中し、変幻自在の温羅は逃げ回りますが、ついに降参し、人々から呼ばれていた「吉備冠者」を献上し、これ以降「吉備津彦命(きびつひこのみこと)」と呼ばれるようになりました。

 

温羅は、この地に鋳造を広め、人々からも慕われていたので、朝廷が危機感を感じ成敗させたとの説もあります。

温羅の首を埋めた「御竈殿」

 

吉備津彦命は、温羅の首をはねましたが、温羅は大声をあげ唸りが止むことがありませんでした。

 

色々やってみましたが、声は止みませんでした。そこで、御竈殿の釜の下に埋めることにしました。

 

 

阿曽の郷は鋳造の盛んな村で、御竈殿に据えてある大きな釜が壊れたり、古くなると、阿曽の郷の鋳造師が交換するのが役目です。

吉備津神社の「鳴釜神事」で吉凶がわかる?

 

起源は温羅退治のお話しに始まります。

 

夢枕に温羅の霊が現れて、「我妻、阿曽(鬼の城の麓にある郷)の祝の娘である阿曽女(あぞめ)に釜殿の御饌を炊かせるがよい。吉備津彦命は霊神となるがよい。我は一の使者となり四民に賞罰を加えよう」とお告げになり、その通りにすると唸り声もおさまり平和になりました。

 

阿曽女が釜に水をはって湯を沸かし釜の上のセイロに玄米を入れた器を入れ、この釜から出る音の大小長短により吉兆禍福を判断するのですが、その答えは「我のみぞ知る」自分の心で音を感じ判断します。

 

釜が鳴る音で吉凶がわかるとされる「鳴釜神事」は、多くの人に親しまれています。

 

『吉備津神社』…日本建築の傑作「吉備津造り」をその目で!

 

1425年に再建された本殿と拝殿は「比翼入母屋造(ひよくいりもやづくり)」という建築様式で、日本でもここだけにしかないので「吉備津造り」といわれていて国宝にも指定されている荘厳な建物です。

 

『吉備津神社』の美しい廻廊を歩いてみませんか!

 

本殿から約400メートルある回廊は、自然の傾斜を生かして一直線になっています。外観を見るのも、廻廊から境内を眺めるのも両方楽しむことができます。

 

広い境内には、お社やぼたん園など見どころも数多くあり、のんびりと散策しながらパワーをいただいてみてはいかがでしょうか。

 

 

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桃太郎に触れる旅…🍑🙏⛩ #吉備津神社 #吉備津彦命 #吉備団子 #温羅 #岡山

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吉備津神社と紫陽花(あじさい)のベストマッチはいつ頃?

 

吉備津神社の境内には「あじさい園」があり、毎年6月下旬にはおよそ1,500株の紫陽花が咲き誇ります。

 

岩山宮へと続く参道の両側に紫色の濃淡の紫陽花で埋め尽くされる景観は圧巻ですよ!

 

 

 

《住所》

〒701-1341  岡山県岡山市北区吉備津931

 

《拝観時間》

5:00~18:00

 

《交通アクセス》

・「吉備津駅」から徒歩で10分

・「岡山総社IC」から車で15分/「岡山IC」から車で15分

 

 

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